福島県いわき市海雲山高蔵寺県指定重要文化財「三重塔」修復における銅板葺屋根(銅板)のご寄進について、心よりお願い申し上げます。
令和3年から当寺の福島県指定重要文化財「三重塔」が文化財保護の観点から解体を行い、調査を終えて、まもなく修復組建てに入ります。
「三重塔」の屋根は、建立当時檜皮葺であったとの記述が残されておりますが、昭和初期屋根葺替え工事では銅板に替えられております。
その理由は、同じ檜皮での葺替えは経費・時間もかかる上、常に火災の心配がつきまとい、また耐用年数も短いという不安があります。
今回の修復でも、1層から3層までの屋根を三重塔解体修復事業実行委員会で議論した結果、銅板による葺替えに決定いたしました。
銅板は葺替えの経費が檜皮に比べると安価で、火の粉等による火災の心配も少ない上、耐用年数も60年以上となっております。
銅板屋根葺き替えから数十年経過しますと、ご承知の様に板に緑青がかかってくるのを想像致しますとその美しさが楽しみです。
葺き替えに使用する銅板は1枚が(縦32.5cm × 横17.0cm)の大きさで、約1,500枚程度必要とのことです。
屋根葺き工事は令和6年春頃からスタートしますが、令和5年10月から令和6年2月末日までの間、屋根材として使用する銅板の寄進を受付することとなりました。
受付する枚数は約1,500枚程度で、1枚につき1名、1社名、1事業所名とし、奉賛金5,000円を納めて頂きます。
銅板の裏面に仏様へのお願い事(1つ)とお住まい(町名)、そしてお名前を当方で丹念に墨書させて頂きます。
【銅板墨書見本】
皆様のお名前とお願い事をしたためた銅板が三重塔の屋根に上がることになり、三重塔修復事業にご参加頂いた証を末永く残しますと共に
山内の仏様にお守り頂けるようにご祈願致します。 この好機に、是非ともご奉賛を賜りますようお願い致します。
お申し込みは、檀家様には「高蔵寺三重塔銅板奉賛申込書」を送付させていただいており、中に郵便振込用紙が同封されております。
ご奉賛申し込みについて
申し込み受付期間
受付期間:令和5年10月1日〜令和6年2月末日まで
申込方法
- 電話・FAX・郵便・メールフォーム、又は直接寺務所で受け付けます。
- 住所氏名は楷書で丁寧にお書き下さい。
- 心に願うことを次の例に習い一つだけお書き下さい。
- 家内安全
- 身体堅固
- 厄難消除
- 商売繁昌
- 海上安全
- 大漁満足
- 進学成就
- 良縁成就
- 安産子育
- 心願成就
- 交通安全
- 病気平癒
- 学業増進
- その他
ご奉賛料
- 金5,000円(お一人様、または1事業所)
銅板に願い事、お住まい町名、ご氏名を、当寺にて謹んで墨書させていただきます。